2014年6月30日月曜日

わが心のボルチモア


わが心のボルチモア

(原題:Avalon)
おすすめ度:★★☆☆☆
監督・脚本:バリー・レビンソン
出演:アーミン・ミュラー=スタール、エイダン・クイン、エリザベス・パーキンズ、ジョアン・プローライト、イライジャ・ウッド、ケヴィン・ポラック、イヴ・ゴードン


舞台は1914年、サムが東欧から夢と希望を抱いて降り立ったアメリカはちょうど独立記念日の日であった。見渡す限りのネオンと、街の活気に彼は大きなアメリカンドリームを抱いたのだった。

東欧人が第一世代→第二世代→第三世代と次第に純粋なアメリカ人に移り変わっていく


今までの言葉や生活習慣をうまく変えることができず、うまく馴染めない第一世代。
親の母国は知らないが東欧の親の元で、アメリカ社会で育てられる第二世代。
そのルーツをアメリカに完全に根ざし、正真正銘のアメリカ人として育つ第三世代。

もはや第三世代にとってはサムの昔話や苦労話などはまるで御伽話を聞くようなものだ。


「あのおじいちゃん変な話し方するね」という孫の言葉が印象的。
この頃の移民を伴う人々には、時代の変化に適合したものと、適合できなかったもの
成功したものと、破滅したもの等さまざまだ。

同じ家族であっても成功するものと失敗するものがいる。
そんな家族のあり方をテーマとし、移民の多いアメリカ社会の個人や家族とそのルーツを象徴するような映画となっている。








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