(原題:The Freedom Writers Diary)おすすめ度:★★★★☆
ジャンル:ヒューマンドラマ
出演:ヒラリー・スワンク、パトリック・デンプシー、スコット・グレン、イメルダ・スタウントン、エイプリル・リー・ヘルナンデス、マリオ
1994年のロス暴動直後のロサンゼルス郊外、ロングビーチ。
街では人種が対立しドラッグと暴力がはびこる。舞台となるのは、そんな地に建つウィルソン高校。かつては優秀校と言われていたものの、人種差別撤廃制度の施行によって約75%の優秀生徒が離れてしまう。
そこにやってきたのは新米教師のエリン・グルーウェルであり、ラティーノ、黒人、白人、中国人、さまざまな人種が集まるクラスをまとめることになる。
夢に希望に胸を膨らませながらやってきたものの、想像していたものとはかけ離れた常識はずれの生徒たち。ちょっとしたことで対立し、授業中に急に殴り合いの騒動になってしまう。。。
そんな生徒達は口を揃えて言う。「教室の外は戦争」であると。
いったん外に出れば、そこには人種の境界線があり肌の色が違う徒党に襲われてしまう。クラス全員が、それぞれの友人を少なくとも一人は人種差別による殺人犯罪で失っているのだ。
ある日の授業中、ラテンアメリカ系のティコ(ガブリエル・チャヴァリア)が黒人のジャマル(ディーンス・ワイアット)の似顔絵を風刺して描く。それをみたエリンはナチスのホロコースト事件を引き合いに出し生徒に真っ向から問いかけた。エリンの語るあるテーマに、生徒たちはどんどん興味を示し、知識というものに初めて積極的になっていき、次第にミスG(エリン・グルーウェル)との信頼関係を築いていく。。。
しかし一方では、何かを得る代償に大切なものを失うことにもなる。
本作は実話をもとに作られた作品である。
書くこととは、伝えること、人と繋がり合うこと、そして自分を見返すこと。
フリーダムライターズというタイトルの裏にある映画の本質とは。。。
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