2014年7月19日土曜日

ゴッドファーザー




ゴッドファーザー
原題(The godfather)
オススメ度★★★★☆
出演
キャスト マーロン・ブランド = ドン・ヴィトー・コルレオーネ
アル・パチーノ = マイケル・コルレオーネ
ジェームズ・カーン = サンティノ・“ソニー”・コルレオーネ
ジョン・カザール = フレデリコ・“フレド”・コルレオーネ
ダイアン・キートン= ケイ・アダムス・コルレオーネ


1901年、家族を殺されたヴィトーはシチリア島からアメリカへ逃げる際に、入国審査で誤って故郷であるコルレオーネ村の名前を姓と登録されヴィトー・コルレオーネと名乗ることになる。

28歳になるヴィトーは18歳の頃からリトルイタリーにある食料品店にて地道に働いていたが法外なみかじめ料をとるマフィア、ドン・ファヌッチによって食料品店を追い出されるはめに。結婚して子供もいたヴィトーは家族を養うためにピータークレメンツァ、サル・テッシオなどと手を組んで様々な犯罪に手を染めていく。
表向きはオリーブオイルの会社を設立させ成功させる事業家であった。その頃会社の経営で友好関係にあった地元マフィア、ドン・トマジーノの協力もあって父と母と兄の仇であるドン・チッチオを刺殺し復讐を果たしたのだった。

この出来事もあってヴィトーは周囲から尊敬を厚め、後にコルレオーネファミリーを築き上げていく。
残忍で冷徹だが、情と絆には誰よりも厚く決して人を裏切らない。そんなヴィトーをファミリーはゴッドファーザーと呼ぶ。



ニューヨークではコルレオーネやタッタリア、サルヴァトーレマランツァーノなどをはじめとする五大マフィアの抗争が絶えなかった。
この頃、禁酒法が制定されアルカポネなども密酒造などで富と勢力を広げていたが、コルレオーネファミリーの成長はそれ以上だった。
ニューヨークを支配していたドン・マランツァーノから和平を求められたが、本人を射殺することで抗争は終結。マランツァーノの支配をヴィトーが引き継ぐ形で、一気にコルレオーネファミリーはニューヨーク最大の権威となった。






しかしソロッツォという男が持ち出した、ある一件の商談を機に本作は展開をする。
話に乗り気ではないヴィトーと乗り気のファミリーの考え方が相違している、、、
そこにつけ込んだ敵が次々とコルレオーネ家に襲いかかる
裏切り、共謀、買収が身内でもはびこり、ファミリーの結束が不安定になっていく
そんな中でファミリーを危機から救おうと長男でも次男でもなく、三男のマイケルが立ち上がる。。。。







冒頭でヴィトーコルレオーネの言っていた

"A man who doesn't spend time with his family can never be a real man."
家族を大事にしないやつは男じゃない

マフィアという枠組みを越えて、一人の男として放った台詞
自分だけを守るのではなくファミリーのボスであり従える息子を持つ父親である以上周りにも手を差し伸べ、時には矢面に立って仲間を守る責任がある
そんな覚悟なしでは人から尊敬される立派な男にはなれないということが
ストレートに心に刺さりました。




ちょっと小話。





なんと、この映画に使われた屋敷が今売りに出されているという
なんでも所有者が老齢で亡くなり290万ドル(約2億4,360万円)で売りに出されたとのこと。
ニューヨークのスタッテンアイランドにあるこの家は、マーロン・ブランド演じるヴィトー・コルレオーネの家として映画に登場し、庭は結婚式のシーンで使われたほか、食事や話し合いも実際に家の中の部屋を使って撮影がされた。
その敷地は2万4,000平方フィート(約2230平方メートル/約678坪)の広さがあり、ベッドルーム8部屋、バスルームが4つ、地下にはバーがあり、4台分のガレージとプールも完備されている。なんという豪邸。。。

かなり古びていますが、こういった永遠不朽の映画の舞台となった聖地はなんとしても将来へも残していきたいですね。

モノはモノ自体以上の価値がありますよね
例えば、昔使っていたものを久しぶりに手に取った瞬間、当時への懐かしさだったりノスタルジーを感じることができる

昔の人が亡くなって新しい人が新しい時代を作り、モノもどんどん新しくなって便利になっていく世の中でも、こういう建物は”文化財”として、ずっと残していきたいですね。


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